葉酸の働きと効果について

葉酸といえば妊婦や妊娠を希望する女性が飲む栄養素というイメージが強いですが、具体的にどんな効果が期待されるか?についてご紹介します。

胎児の先天性異常のリスクを抑える効果

胎児の成長

葉酸にはタンパク質や核酸に影響し、細胞分裂や体の発育を促す効果があり、特に妊娠初期においては絶対に欠かせない栄養素です。

 

胎児の神経系は妊娠後間もない時期に形成されるため、この時期に母胎の葉酸が不足していると神経の形成がうまく進まず二分脊椎や無脳症などの神経管閉鎖障害が起きるリスクが高まってしまいます。

二分脊椎とは

脊椎骨の形成不全によって起きる神経管閉鎖障害の一種で、症状が重い場合脊髄が体外に露出したような状態になることもあります。この場合は下半身麻痺や変形、排泄障害などが起こります。

無脳症とは

胎児の神経管で脳が形成される際に障害がおこり、脳が形成されずに体だけが成長する症状のことで、出産に至っても生きることは難しいとされます。

 

このように葉酸は妊娠ごく初期に必要な栄養素です。妊娠が判明してから葉酸を摂り始めても、本来期待したい効果は半減してしまいます。妊娠する可能性がある方は、妊娠しているかどうかに関わらず葉酸を摂っておくことが大切です。

 

葉酸にはダウン症予防効果もある?

妊娠したら、または妊娠を望む女性なら、誰もが夢描くのは「健康な赤ちゃん」。ただ、全ての赤ちゃんが健康で産まれてこられる訳ではありません。特に、高齢出産では病気を持って生まれてくる確率も必然的に高くなってしまいます。

 

母親の年齢が上昇するほど、著しくリスクが高まる障害がダウン症です。

ダウン症の発症率

ダウン症の発症率は母親の年齢が30歳の場合は約1000人に1人ですが、45歳になると30人に1人と非常に確率が上がってしまいます。

 

妊娠中のエコー検査で胎児の頭部に浮腫が見られる場合ダウン症の疑いがあり、精密検査には高額な費用(約20万円程)がかかりますし検査方法によっては危険性も心配されます。

 

子供がダウン症で産まれてきたとしてもその程度も様々ですし、医学も進歩しています。昔とは大分育てる上での環境は違ってきていますが、予防できるならしたいものですよね。

日本でも高まりつつある葉酸の重要性の認識

葉酸はDNA合成に必要不可欠な栄養素です。アメリカでは妊娠前から「葉酸」をしっかり摂取することがダウン症発症リスクを抑えると考えられ、赤ちゃんを望む人は当たり前のように葉酸サプリを飲んでいるそうです。

 

日本では葉酸にダウン症のリスク低減効果は無いと考えられており、現状葉酸でリスクを下げることができる先天性異常は神経管閉鎖障害だけだと言われています。

 

じゃあ結局どっちなの?という話になるかもしれませんが、どちらにせよ赤ちゃんを望む女性や妊娠中の女性は葉酸摂取が大切なことは変わらないので、しっかりと葉酸サプリを飲むことが大切なんだと思っています。

 

つわりにも葉酸は効果的?

つわりはひどい人は相当つらいものです。妊娠の喜びもつかの間、つわりで水さえも飲めなくなり入院ということもあります。

 

お腹に赤ちゃんがいるのだからしっかり栄養をとりたくても全く食べれなかったり、特定のものしか食べられず栄養が偏ったり・・・。妊娠初期だけでなく、出産までつわりが続く人も中にはいるそうです。

 

葉酸にはつわりを軽くする効果があるという意見をネットで見かけます。しかしそれって本当でしょうか?いろいろ調べてみましたが、ハッキリしたことは分かりませんでした。

 

ビタミンB6にはつわりの辛い症状を軽減する効果があるので、葉酸とビタミンB6が両方配合されたサプリメントを飲めば万全ですね。

 

葉酸サプリの中には鉄分やカルシウムなど多くのビタミン、ミネラルがバランスよく配合された製品があるので、その中から選ぶと良いでしょう。